焼却処理の問題点
現在、廃棄物はその殆どが焼却処理されています。
この焼却処理によってダイオキシンが発生することが大きな問題となっています。ダイオキシンが300~500℃の温度域で発生することから、焼却炉には高温の二次燃焼室を設置し、さらに発生ガスを急冷する為の冷却塔、ダイオキシン等を捕集するバグフィルターの設置が義務付けられました。これが「構造基準」です。
ダイオキシンの発生は所謂「14年規制」によって確かに低減化されましたが、高温の二次燃焼室で二次燃焼をすることで、今度は窒素酸化物・サーマルノックス(NOx)が発生するようになりました。窒素酸化物(NOx)は酸性雨の原因物質です。森林を枯死させ、河川や湖沼、海を汚染してしまいます。窒素はダイオキシンとは反対に高温度域で酸素と結合するのです。「焼却処理」は大きなジレンマを抱えることとなりました。地球温暖化の主たる原因であるCO2を大量に排出せざるを得ません。「焼却」という「処理」は、炉に酸素を大量に送り込んで、煤煙(CO2)を排出する訳ですから環境に負荷を与えることが避けられないのです。
焼却から真空高温熱分解へ
我々は「焼却」から脱却し、「酸素と結合させない熱分解」へと進むことにしました。無酸素雰囲気で「高温熱分解」することで、ダイオキシンをはじめ、NOx、CO2を排出せず、環境を守りながら廃棄物や有害物を処理することが出来るのです。
あらゆる物質を構成する原子と原子との間には、たがいに結合の原子間力が働いています。物質に温度を付与していき、温度がある一定の値に達すると、分子は構成原子に分離し、その性質を失います。
真空高温熱分解は、化学反応などを利用することなしに、上記の原理を応用して廃棄物を構成原子にまで分解・処理することを可能にします。
当社のコスモロボは、具体的には廃棄物に対して高密度電流を加えることで廃棄物を高温にし、処理を行います。分解装置内を減圧し、真空雰囲気においてこのような処理を施すことにより、構成原子が酸素と結びつくのを防ぎ、SOx、NOx、ダイオキシンなどの有害物質の生成を最小限に抑えることができるのです。


